資本金の額の増加・減少

剰余金の資本組入れ

資本金の額を増加させる必要がある場合に、剰余金(その他利益剰余金)を資本金に組入れることで、新たな出資をしなくても資本金の増加をすることができます。
この場合、株主総会において、①減少する剰余金の額と②資本金の額の増加がその効力を生ずる日を決議しなければなりません。

資本金の額の減少(欠損填補)

利益剰余金がマイナスとなっている財務体質を改善するため、資本金、利益準備金及び別途積立金の額を減少させる決議を行い、これをもって欠損填補(損失補填)することができます。

なお、損失補填とするためには、資本金の額の減少決議と減資の効力発生を条件として剰余金の処分決議が必要です。